干ししいたけの選び方~「機械干し」か「天日干し」か~


催事に出ると、お客様とお話しする機会が増えます。
「干ししいたけ」が大好評だったのですが、こんなご質問が多かったです。

 

この干ししいたけは「天日干し?機械干し?」

 

当組合の干ししいたけの多くは機械干し(温風乾燥)です。
多くの干ししいたけ生産者もまずは機械干しし、その後天日に晒したりします。
それはなぜなのか。お客様に説明すると、納得して購入されていきました。

 

機械干し

・すばやく乾く

しいたけは収穫後も呼吸をし、自分の体内にある栄養を消費します。
新鮮なうちにすばやく乾燥させることによって、栄養価が高いまま保存できます
また、時間をかけて干すと、ひだ側が黒く変色し、見た目が悪く品質が落ちます。

 

・天候、季節に影響されない

天日干しと異なり、天候に左右されず常に一定条件で乾燥することができるため、
品質が安定し、生産量も多くなります。

 

冬季に生産される高級品「どんこ」は肉厚なため、乾燥に時間がかかります。
完全天日干しで生産していては、品質も下がり、生産量も減ります。
より良い干ししいたけを作るために機械干しするのです。

 

天日干し

天日干しをする良さは、日光に含まれる紫外線によって起こります。
干ししいたけに含まれる、「エルゴステロール」という物質が、
紫外線を浴びることによって「ビタミンD」に変化し、栄養価があがるのです。

 

ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、歯や骨を強くし、
骨粗鬆症の予防になります。
ビタミンD不足は、代謝を悪くしたり、免疫力の低下につながります。

だからお家で天日干し!

買ってきた干ししいたけを、天気のよい日に1~2時間日に当ててください。
そうすることによって、ビタミンDが天日干しのものと同じぐらい増えます。
カラカラに乾いたら、密閉袋に入れて冷暗所で保存して下さい。

 

こうすることで、栄養価が高く、品質の良い干ししいたけになります。

 

一見、イメージの良さそうな「天日干し」表記ですが、
味や品質が伴わないようでは意味がありません。
「機械干し」は品質向上のために導入されました。

 

イメージだけでなく、ぜひ、信頼できる生産者や生産地で選び、
美味しく召し上がってください(^-^)

 

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