停電の影響
完全空調栽培をしている菌床しいたけ農家にとって、
停電は売り上げに直結する非常事態です。
今回の災害では、培養舎は3日間の停電の後、
発電機を接続してなんとか乗り切りましたが、
すでにしいたけが発生している発生舎までは手が回らずそのままになってしまいました。
廃棄したしいたけの一部
その結果、収穫適期だったしいたけは商品にならない状態に。
一つ一つ収穫して捨てなければいけない悲しさ。
すでに包装済みの商品も廃棄することに
道が寸断されてしまったうえ、
商品を保冷しておくための冷蔵庫も止まり、
納品ができなかった商品たちはすべて廃棄することになりました。
心を込めて作ったものを自分の手で廃棄しなければいけない悲しさ。
食べ物を作ったことのある方ならきっとお分かりになると思います。
今回の災害では当組合だけでなく、
果樹、野菜、花きなどの農家さんが被災されています。
しかし、育てたものを少しでも販売しようと、
遠回りをしたり、知人に頼んだりして、
近隣の直売所へ出荷している方がいるのも事実です。
報道では朝倉周辺地域への立ち入りが制限されているような印象を受けますが、
朝倉近隣の直売所は元気に営業中です。
・道の駅原鶴 ファームステーションバサロ(朝倉市杷木久喜宮1665-1)
・JAにじ 耳納の里(うきは市吉井町福益130-1)
・道の駅うきは(うきは市浮羽町山北729-2)
心を込めて栽培した農産物を是非手に取っていただければと思います!