福岡県朝倉地域の食材とワインの会に行きました

豪雨災害にあった、朝倉地域、東峰村の食材を使った食事会が開催されました。
当組合のシイタケとヒラタケが使用されるということで、
二人で食べに行ってまいりました。

 

テーブルに添えられた今日のメニュー。
お魚料理にきのこが使われるようです。
ボルドレーズとはなんぞや?楽しみです!

 

まずは前菜のテリーヌ。
朝倉産のナス、チンゲンサイ、ニンジンを使用し、
ソースはこちらも朝倉名産の博多万能ねぎです。

 

コクのある鶏肉のペーストに、さわやかなシャキシャキ野菜のジュレ。
ねぎソースの緑がきれい。すこしニンニク、チーズが利いているので、
ねぎの風味が抑え気味ですが、ワインによく合います。

 

 

我々にとってはこれが今回のメイン。真鯛のポアレにきのこが添えてあります。
ボルドレーズとは、ワインの産地ボルドー地方に伝わるワインソースだそうです。
このワイン色の酸味があるソースがそうなのかな?

 

一口大に切られたきのこがぷりぷり食感に炒められており、
フランス料理のコクのあるソースによくマッチしています。
きのこは油と相性がいいので、おいしい出会いです。

 

欲を言えば、もう少し大きくカットしてもらえると食べ応えがあったかと。
きのこ類は火を通すと縮むので、ちょっと大きいかな?
ぐらいの気持ちで切ると、家庭料理でもきのこの存在感が出ます。

 

真鯛のポアレはさすがです。皮はぱりぱり。身はほっこり。
なかなか家庭ではできない火加減を見事に具現化しています。
オイルをかけまわして皮を焼いていると思うのですが、これが難しい。

 

 

お肉料理は博多和牛の内モモ肉のソテー。
甘辛く煮込まれた新ごぼうが添えてあります。

 

メニューにはただのソテーと書いてありますが、
肉表面からはほんのり燻製臭がします。
そしてごぼうが美味しい!お肉に負けていません!

 

出された赤ワインからはスパイシーさと土の香りがするので、
この料理との相性ぴったり!

 

デザートには今年で15周年を迎えるいちご「あまおう」です。
イチゴの大きさにキャッキャしてしまいました。
まさに「あ」かくて、「ま」るくて、「お」おきくて、「う」まい。

 

イチゴだけでも立派なデザートになれる位ですが、
フローズンスムージー仕立てにされたスープの甘酸っぱさと、
エスプーマでムース状にされた練乳との相性ぴったり!

 

イチゴのスープにはタピオカも入っていて、
イチゴのぷちぷち、タピオカのもちもち、練乳のふわふわ。
食感の美味しさが込められています。

 

一緒に出されたマスカットのデザートワインが最高!
イチゴを口に含んだ後にワインをいただくと、
双方の甘みと香りが倍増して、まさにマリアージュ(結婚)!

 

お代わりしたい所ですが、この時点でものすごくいい気持ちになってしまいました。
ワインは飲み放題なので、お酒に強い方がうらやましい・・・。

 

シェフが「食材がなければ成り立たない仕事。
こういう機会で復興に助力できれば。」
とおっしゃってくださいました。

 

我々もそのお気持ちにこたえられるように、
復興に向けて、品質向上、美味しいきのこ生産に全力を傾けます。
ごちそうさまでした!

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