きのこを生で食べてみた【真似しないで下さい】

シイタケの生食によって起こるとされている
しいたけ皮膚炎に関してつぶやいたら、
反響が多くて驚いている。

これに関連して、自分はきのこを加熱して食べることを推奨しているのだが、
はたしてそれは本当だろうか?と疑問が出てきた。

きのこ図鑑にも「加熱しないと食中毒を引き起こす」と表記してあるキノコが多いです。ぜひキノコは加熱して召し上がって下さい。衛生的ですし、何より加熱した方がきのこの旨み成分が増えるのです。美味しく召し上がって下さい。(新鮮なマッシュルームなど生食できる例外のキノコがございます)

普段、きのこを生食しようと考えもしなかったので、
生でじっくり味わったことが無い。

マッシュルームは生食できるし、もし、きのこ生食が美味しいのならば、
あらたなキノコ消費拡大の一手となるかもしれない。
と言うわけで

「きのこを生で食べてみた」

今回、ご協力いただいたのはこちらの二種。

 

siitakesan

シイタケ(Lentinula edodes) キシメジ科(異説あり)シイタケ属

hiratakesan
ヒラタケ(Pleurotus ostreatus) ヒラタケ科ヒラタケ属

 

<方法>

生食可のマッシュルームでも安全性には「鮮度」が重要であり、
他のサイトで「市販品は買ってきてすぐでも新鮮である保証は無い」
とあったので、採って1分以内に試食した。

これによって、「鮮度」による問題を排除する。
(これ以上鮮度が良いものは無いだろう)

次に、試食した部位は外気に触れていない、
裂いた部分のみを試食した。
(この方法はきのこの組織純粋分離法に則る)

siitakesan2

hiratakesan2

これによって、きのこ菌以外の食中毒菌等が付着しているのではないか?
という問題を排除する。
(だんだん実験論文じみてきた)

 

<結果>

シイタケも、ヒラタケも齧って一口目に思ったことは、
「甘い!」だった。

キノコは木材成分のセルロースを酵素で糖に分解し、
養分として吸収している。
このため、菌体内に糖が蓄積していたとしても不思議ではない。

シャキシャキとした歯ごたえがあり、瑞々しい。
傘の部分はポフポフしていて、軸ほど美味しくはない。

宮崎県の椎葉村でシイタケ原木農家が、
「サルのヤツが軸だけ食べて、傘を残していきやがった!」
と言っていたが、納得である。

問題はヒラタケを飲み込んだ後であった。
喉に激しい違和感を感じ、すぐに水道に走った。

例えるならば、生のパイナップルを食べた時のイガイガ感。
すぐにうがいをし、養生したために症状は悪化しなかったが、
これ以上生食したいとは思えなかった。

思えば、マイタケにはたんぱく質分解酵素が含まれ、
肉を軟らかくしたり、茶碗蒸しが固まらない原因になる。

ヒラタケではそんな話を聞いたことがなかったが、
もしかしたらお肉を軟らかくするのに利用できるかもしれない。

生食して6時間経過した後、この記事を書いている。
なんだか顔がかゆいのは気持ちのせいか、
シイタケ皮膚炎なのかわからない。

外見的に目立った様子は無い。
少し胃に違和感がある。

少し貰ってきたヒラタケをスープにしている。
すごくダシが出て、香りも良く旨い。

<結論>

きのこ(木材腐朽菌)は新鮮なうちに生食すると甘みを感じ、
独特の歯ごたえも楽しめるが、香りが薄く、部位によっては菌床臭い。
また、品種によっては口内や喉に異変を感じる。

加熱した方が旨みもあり、香りも格段に良くなる。
食中毒や皮膚炎におびえながら食べるより、
安心して味わうことも出来る。

よって、今後もきのこは加熱調理を推奨する。


その後のmame

・12時間経過時
顔や腕、足にかゆみを感じる。
喉に違和感が残る。いがらっぽい。不快。

・24時間経過時
前日にあった、かゆみはなくなった。
喉の痛みも緩和。

病院のお世話にならなかった。

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